
皇室見聞録管理人の咲耶です!
神社参拝の作法と服装のマナーは?意外と知らない人が多いんじゃないでしょうか。私も最近はお参りに行くことが増えましたが、数年前までは行ったことがなく初めて行った時には作法がわからなくてどうしたらいいのかわからずにオロオロ…モタモタしてしまった記憶があります。
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しかも、行くのに服装の規定があるなんていうことも知らずにちょっとパワースポットに行ってみる!くらいの軽い気持ちで足を運んでいました。
でも実は神様のおられる場所に行く時には色々な作法やマナーがあったんですね。調べてみたら私はそれが全くなっていなかったことに気がつきました。
なので今回はお参りする時の作法や服装のルールなどについてお届けしようと思います。
そもそも参拝とは?
神社に参拝に訪れるのは初詣や人生の節目に訪れる人が多いと思います。
ですが、そもそも私たちが神様のもとに訪れるのはなぜなんでしょう?初詣なんかは年頭の行事として参詣に訪れる人が多いと思いますがそこに行くことの意味など、あまり考えてみたことがない人も多いはず。
それに、訪れたからといって何か急激に物事が変化したりするわけでもないですよね。でも私たちは人生の節目や何か叶えたい願い事がある時など、訪れていますよね。
では参拝することの意味はなんでしょう?
お参りに訪れるという行いに関しての意味でいうと、神社や寺院、教会、墓廟などを訪れて神仏に拝んだり祈ったりする行いのことを言います。
また、この他に祈願したい人に代わってお参りすることもありこれを「代参」と言います。例えば、会社の同僚が旅行で島根県に行くよ!と聞いたあなたが、自分の代わりに出雲大社に行って縁結び祈願をお願いしたりする場合のことですね。
そして、実際に訪れることができないけれど、その方角に向かってお祈りすることを「遥拝(ようはい)」と言います。有名なところでは東京にある「東京大神宮(とうきょうだいじんぐう)」は江戸時代に伊勢神宮に行きたくても叶わない人々のために、東京に居ながら詣でることができるようにとお伊勢さんの遥拝殿として建てられたものです。
ですので、この東京大神宮に参詣すると伊勢神宮を詣でたのと同じご利益があるとされ、東京のお伊勢さまとしてたくさんの人々から親しまれています。
さらに、お参りには略式と正式があります。私たちが普段行うお参りは略式になります。正式参拝とは、拝殿に上がって行う行為のことで、これは事前に社務所で申し込みをして行います。
正式参拝の場合は、拝殿にて神職による修祓という祓の神事を受け、祝詞奏上のあと、神前に玉串を奉納します。
ここまでは「神社に参拝する」という行いについての意味ですが、では、このことによる私たちのメンタルな部分から見た意味は何でしょうか。
何か悩み事があって、神社に訪れてお参りしたからといって悩み事が消えてなくなってしまったり、願い事があって訪れたからといって願い事が叶ったりなどということを期待しているわけではないと思います。
やはり、参拝することによって神様に守られているという安心感を得られ、心を整えることができるというのが最大の意味ではないかと思います。
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神社参拝の仕方と正しい作法は?
私が初めて参拝に行った時に、正しい作法がわからずにモタモタしてしまった経験から、これまでこのブログ内でも何度かお参りの作法に触れたことがありましたが、ここで新ためて参詣の仕方や正しいルールをまとめてみたいと思います。
まぁ、私のように参詣デビュー間もないビギナーな人でも行けば所々に参詣の仕方や正しいルールが書かれていますので、それを見ながらお祈りすればオッケーなんですが、たくさんの観光客で混み合っている時なんかは作法を読みながらお参りしているとモタモタしてしまって後ろに長蛇の列ができてしまったりして焦ってしまいますので、できれば事前に正しい仕方やルールを確認して訪れることをおすすめします。
基本的なお参りのやり方はどこでも同じですので、とりあえず基本的なところだけ押さえておけば、あとはそれぞれの場所に書かれている仕方を参考にしてお参りすればオッケーです。
●鳥居をくぐる時の正しい作法・・・鳥居をくぐる時には一礼をしてから。
訪れるとまず最初に目に入るのが鳥居です。鳥居から先は神聖な神域になり、鳥居はその神域に入る門となりますので必ず一礼をしてからくぐるのがマナーです。また、帽子を着用している場合は帽子をとってからくぐりましよう。そして、左側を歩く人は左足から、右側を歩く人は右足から入ります。自分が歩く側と逆の足から入るのは神様に足を向けることになるためです。
●参道を歩く時の正しい歩き方・・・参道を歩く時には端を歩く。
参道の真ん中は神様が通る道ですので、私たちが真ん中を歩くことは神様に対して失礼に当たります。
●手水舎の正しいルール・・・神前に向かう前に必ず手水舎で手と口を清める、
水は昔から穢れを祓うものと考えられています。普段、私たちの身には知らず知らずのうちに穢れがついてしまっていますので、神様の前に向かう前には手水舎の水で身の穢れを祓う必要があります。
手水舎の作法
1. 柄杓を右手に持ち水を汲み、左手を洗う
2. 柄杓を左手に持ち替えて右手を洗う
3.もう一度柄杓を右手に持ち、左手に水を受けて口をすすぐ
4. 左手を洗う
5. 柄杓を立てて残った水で柄杓の柄を洗い、元の位置に戻す
この時、柄杓に直接口をつけたり、水を飲んだりしないようにしましよう。
●神前での参拝の正しい作法・・・神前に立つ時には真ん中に立たない。
参道を歩く時に真ん中を歩かないのと同じように神前でも真ん中に立ってお参りすることは避けましょう。
そしてお賽銭を賽銭箱に静かに入れて、鈴を鳴らします。お賽銭を入れる時には賽銭箱に投げ入れるのは神様に失礼に当たりますのでご注意ください。
鈴を鳴らしたらニ礼ニ拍手一礼でお参りをします。お願い事をする場合は拍手のあとの一礼の時にお願いをします。
お願いの仕方は、まずは自分の名前と住所をお伝えしてから、日頃の感謝の気持ちを述べて自分の願い事をお伝えするようにします。
●参拝から帰る時の正しい作法・・・参詣が終わったら鳥居をくぐり、鳥居の方に向き直って一礼してから帰ります。
以上が基本的なお参りする時の正しい作法です。
また、ここは神様がお祀りされている神聖な場所ですので、大声で騒いだりするのはマナーとしてNG行為です。気をつけましょう。
そして、参詣に行くとおみくじを引きたくなりますね。おみくじにも正しい引き方と作法があります。
おみくじは占いとは違って、神様からのお言葉だと思います。お祈りの際に神様に教えてもらいたいことをお伝えしておみくじを引いてみてください。
その時におみくじに書かれていることは神様からのメッセージとして受け止めてください。ですので、おみくじを神社に結んできてしまわないで持ち帰ってお財布などに入れておいて、神様からのメッセージをいつも見るのがいいと思います。
中には自分の思った通りの結果が出なくて何度も引きなおしている人がいますが、これはおみくじを引く時の作法としては良くないと思います。
神社に参拝する時の服装のマナー
次にお参りに行く時に着ていく服装のマナーについてです。近年のパワースポットブームで最近は若い人たちも参詣に訪れる姿をよく見かけるようになりました。
ではマナーとしてどんな服装で行けばいいんでしょうか?
そこは神様が祀られている神域であるということで、神前に行くには正装しないとダメなの?なんて思っていましたが、普通に行く場合には正装まではしなくてもいいようです。
ですが、お参りに行くのにあまりにもド派手な服装や露出度がすごい服装はマナーに反するようですね。
正装までしなくても普通の服装でいいというのも「常識の範囲内」ということになります。
普通に行くのであれば、服装がマナーに反していると職員の方に断られるようなことはありません。
神様がお祀りされている神域であること、遊びに来ているわけではなくお参りに来ていることなどを踏まえた上で服装を選んでください。
ただ、服装が適していないということで断られる場合があります。それは、正式参拝をする場合です。
これを受けたい場合には、普通の時よりも服装に関してのマナーが細かく決められていることがあります。
この場合は普通とは違い、祈願者が拝殿に上がり神職による神事を受けお祈りします。なので、お参りをする際の服装のマナーは厳しく決められているわけです。
特に伊勢神宮では正式参拝を受ける時の服装のルールはとても厳しく決められています。
参詣を受けたくて社務所に申し込みをしても、服装が規定に反するということで断られる人もたくさんいるようですよ。
伊勢神宮では正式(特別)参拝は本殿の御垣内で行われます。それは、神様の近くに進んでお参りすることになりますので、神様の前に進み出ても失礼にならない正装がマナーとなるようです。
ちなみにこの御垣内には普通の人は入ることができず、囲いの外から眺めるしかできません。とても厳かで神聖な空気感の中で行われる行為です。
このように、服装についてのマナーは通常の場合と正式に行う場合とかなりの違いがありますので注意が必要だと思います。
出雲大社や伊勢神宮に参拝しに行こう!
様々なルールを頭に入れたら、もう参詣に行ってもオロオロ…モタモタする心配はありませんよね!
それならば、中でも最高の格式を持つ伊勢神宮や出雲大社に行ってみてはいかがでしょう。
伊勢神宮も出雲大社も、全国に数ある神社の中では別格の格式を持つ神社で、歴史も大変古いので一度は参拝に行ってみたい場所です。
ただ、伊勢神宮には伊勢神宮の作法があります。先ほどもお話しましたが、正式参拝も伊勢神宮は特別厳しいマナーがありますし、お参りの方法も他とは違うところがたくさんあります。
そこらへんを注意しながら行ってみてください!
伊勢まで行く時間がないよ!という人は東京大神宮に行ってみてください。伊勢神宮に詣でたのと同じご利益が受けられます。
また、島根県の出雲大社は縁結びで有名な神社です。出雲大社の60年に一度の大遷宮と、伊勢神宮の20年に一度の式年遷宮が平成25年に重なり話題になりましたが、出雲大社の大遷宮は平成28年3月まで続いていたんです。
大遷宮が終わったばかりの出雲大社に訪れるというのも貴重な経験ですよね♪婚活中の人や良縁を望む人はぜひ縁結びで有名な出雲大社に行ってご利益をいただいてきてください。
出雲大社に参拝に行ってみたくても、さすがに島根まで行けないな〜!という方は、東京の六本木に出雲大社の東京分祠がありますよ!
分祠というのは、出雲大社の神様の御分霊をお祀りしている神社なんです。なので、島根県の出雲大社に行ったのと同じご利益が受けられるんです。
出雲大社東京分祠は六本木駅のそばにあります。それもビルの間に。これが出雲大社?と思うような感じですが、ちゃんと手水舎もありましたし社務所もありました(笑)
ちなみに私も、平成25年の伊勢神宮の式年遷宮と出雲大社と大遷宮が重なった年に、伊勢神宮には行くことができたんですが島根県までは行くことができなかったので、六本木にある出雲大社東京分祠に行ってきました(^^)
婚活中の人や素敵な出会いを求めている人はぜひ参拝に行ってみてください♪島根の出雲大社と同じ縁結びのお守りも東京分祠で購入することができますのでおすすめですよ♪
今回は「神社参拝の作法と服装のマナーは?」ということでお届けしました。
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