皇室典範とは?改正の問題点は?

皇室見聞録管理人の咲耶です!

今回のテーマは「皇室典範とは?改正の問題点は?」です。

天皇陛下が生前退位のお気持を表明されてから頻繁に浮上する皇室典範という言葉。

ニュースや新聞でも良く見かけますが実際にどんなものなのかということはあまり触れられることがありませんが、眞子様のご婚約内定の時にもこの言葉は良く聞きましたね。


最近では退位の時期について改正が必要ではないかなどの問題点が議論されているようですが、そんな中でも両陛下はご公務で鹿児島に訪れにこやかに見送りの人々に手を振るお姿を拝見できました。

皇室の話題には必ず登場する皇室典範について見ていきたいと思います。

皇室典範とは?

では、基本中の基本である皇室典範とは何かということですが、現在のものは昭和22年に日本国憲法が施行された日と同日に施行された天皇と皇族に関する重要事項を規定した法律です。

それ以前の法律は大日本帝国憲法と並ぶ最高の法典だったため改正を行なったりする場合にも議会の議決は必要としていませんでした。

旧典範の時代には皇室に関する法律に臣民の意思は反映されず天皇により勅定されていました。

ですが現在のものは他の法律と同じように、日本国憲法に基づく法律となり一般の法律と同じく改正するためには国会の議決を必要とするのです。

さらにかつての法律には大嘗祭などの祭祀や儀礼に関する法律など定められ12章62ヶ条となっていましたが新しく制定された法律は5章37ヶ条とずいぶん簡略化されています。

具体的な内容を見ていきましょう。

第一章  皇位継承

・皇位を継承することについて規定された章で4条で構成されています。

1条では天皇の位は男系男子が継承することとされ女性天皇や女系天皇を封じるもの。

2条では皇位継承順序について定めたもので直系優先、長系優先、近親優先とされている。また、旧典範では非嫡子も含まれていましたが現行では嫡子のみとされています。

3条では継承順序の変更について、皇嗣に精神、身体に不治の病がある、あるいは重大なじこがある時に皇室会議によって順序を変更できるというもの。

4条では即位について定めたもので皇位継承は天皇が崩御した時のみ皇嗣が即位するとされています。

以上の内容が第一章に規定されています。

第二章  皇族

・皇族について規定された章で5条から15条で構成されています。

ここでは皇后、太皇太后、皇太后、親王、内親王など皇族の文類や範囲、天皇の兄弟姉妹についてや、皇位継承順位第1位の皇族だけが皇嗣とし、この皇子を皇太子と呼ぶとされていること、養子について、立后や結婚について皇室会議を通す必要があること、皇籍離脱、臣籍離脱について、離脱者の后と子孫、寡婦について、一般人は皇族男子と結婚以外に皇族になることはできないなどについてが記されています。

第三章  摂政

・天皇が成年に達しない場合には摂政を置き、これには成年に達した皇族が就任する等が16条から21条までの6条で規定されています。

第四章  成年、敬称、即位の礼、大喪の礼、皇統譜及び陵墓

・天皇、皇太子、皇太孫の成年は18歳とし、天皇、皇后、太皇太后、皇太后の敬称は陛下、それ以外の皇族は殿下とするというものや即位の礼、大喪の礼、皇族を葬る陵墓に関する事項が記されています。

第五章  皇室会議

・皇室会議について、議員人数は十人を置き議長は内閣総理大臣がなるなどの規定が28条から38条までの10条で決められています。


皇室典範改正の問題点は?

皇室典範の内容を簡単にお伝えしましたが、最近では皇室をめぐる問題点が議論されることがよくあります。

例えば一番懸念されていることには皇族の減少があります。

現在の法律は昭和22年、戦後間も無く制定されたもので当時日本を占領していたGHQの意向により決められましたが、この時にたくさんいた皇族が皇籍離脱することになりました。

皇籍離脱した宮家は11宮家、51名の皇族が皇籍を離れ現在に至るわけですが、2005年に今上天皇の長女である紀宮様が一般人の男性と、2014年には高円宮家の次女・典子様が出雲大社の権宮司・千家国麿さんとご結婚されお二方とも皇籍を離れられました。

さらに各宮家のお子様を見ていくと秋篠宮家の眞子様、佳子様、悠仁様、三笠宮家の彬子様、瑤子様、高円宮家の承子様、絢子様と悠仁様を除くと女子ばかりで将来的には結婚して一般人となられる方ばかりという状況で、今後皇族として皇室を背負っていくのが秋篠宮家の悠仁様ただ一人になってしまうということが問題点となっています。

悠仁様が誕生する前には皇太子ご夫妻に男子が生まれないことから皇位継承問題が懸念され女性天皇の可能性も考慮されていましたが、ここでも皇室典範に女性天皇の記述がないことなど改正が必要ではないかと議論が起こっていました。

日本の歴史を遡っていくと女性天皇は過去に推古、皇極、斉明、持統、元明、元正、孝謙、称徳、明正、後桜町と10代8人が存在していますがいずれも男系の女性天皇であり男系の男子が皇位を継承できるまでのつなぎという位置付けとして存在していたとされています。

ですが現在の皇室典範には男系の男子が継承すると記されていることから女性皇族が皇位を継承することが実現するのは難しく、もしも実現させるとしたら法律を大きく改正する必要も出てきてしまうのです。

女性天皇に関しては悠仁様の誕生により収束しましたが、眞子様のご結婚など女性皇族が結婚する年齢にさしかかってきた今、皇室典範の問題点が議論されているのです。

確かに、眞子様に続いて佳子様や愛子様もゆくゆくは一般人となり皇族ではなくなってしまい、それぞれが行なっている公務からも離れることになります。

そこで浮上しているのが女性宮家の創設ということです。黒田家に嫁いだ清子さんを皇族に戻して宮家を創設するという案。

ただ、清子さんの夫は一般人ですので簡単に清子さんに皇族として宮家を創設してもらうというわけにもいかずさまざまな問題点が出てきてしまうということです。

これまで皇太子ご夫妻や秋篠宮ご一家、またはそのほかの宮家の方々が分担して行なってきた公務を悠仁様一人でこなすというのはかなり無理があり、さらに現在の皇室に男子が一人ということはもしも将来悠仁様が結婚した時に男子に恵まれない場合には皇統が途絶えてしまうという問題点も。

皇室典範は改正が必要か?と議論される点はこれだけではありませんが近年特に女性宮家創設についての議論がよく浮上しているように思います。

生前退位には憲法改正が必要?

皇族の減少という昨今の皇室における問題点の他に今一番気になる話題が天皇陛下の生前退位についてです。

2016年にご自身のお気持ちを表明されましたが天皇が存命中に皇位を皇太子に譲るということがそもそも皇室典範に記されておらず、逆に崩御した時に皇太子が即位するということが決められているのです。

すでに80歳を超えているにもかかわらず激務とも言われる数多くのご公務をこなされている陛下ですがご自身の進退も自由に決められないの?という疑問が湧いてきますよね。

例えば一般の企業の社長のように「そろそろ歳もとったし肉体的にきついから息子に任せて隠居でもしようかなぁー」と自分の意思で譲位を決めるようにできたらいいのですが皇族についての憲法により独断で位を退いたり譲ったりすることはできないのです。

ここで陛下のお気持ち表明があった時から議論されてきた問題点ですが、今上天皇の意思を汲んで生前退位を認めるとすると憲法を改正する必要があるのではないかということです。

憲法上では天皇が崩御した時のみ皇嗣が即位するとあるので、存命中に譲位するとなると法律を変える必要があると言われてきました。

ですが2017年6月、皇室典範特例法として今上天皇一代限り生前退位を認める法案が参院本会議で可決され成立しました。

日本の歴史において存命中の退位は約200年ぶりのことだということですがこれで陛下の願いは叶ったことになりますよね。

ただ、特例法について反対意見もあり、退位にあたり憲法を改正するべきという意見があることも事実。

確かに今上天皇一代限りの特例法ですと次に即位した新天皇が同じように高齢となった時にまた問題点が浮上し議論するということも想像できるので今後のことを視野に入れるならば憲法を改正するべきというのも一理あるかなという感じはします。

具体的な時期としては2019年5月という説もありますが、12月1日に行われる皇室会議で決定されるとか。

譲位されたあとは両陛下 の呼称を「上皇」「上皇后」とし敬称は「陛下」とされるそうです。

また、皇太子殿下が即位した後の皇位継承順位第一位は秋篠宮様ですが、30年近く「秋篠宮家」として国民から親しまれていることを踏まえて皇嗣を加えて「秋篠宮皇嗣殿下」となる可能性が高いようです。

ちなみに「皇嗣」というのは皇位継承順位第一位であることを示す言葉です。

このように具体的な時期などが着々と決定されてきますといよいよ新天皇の誕生かと楽しみですね。

そして現在の両陛下もやっと少し安らげる時がきたのかなと。

若い頃からつねに仲睦まじいお姿を拝見でき、いつも微笑ましく感じていましたがこれから先もいつまでも仲良くお元気で過ごされることをお祈りしたい咲耶でした。

今回は「皇室典範とは?改正の問題点は?」でお伝えしました。


関連記事

管理人

image

初めまして!咲耶です。

いつの頃からかスピリチュアルに興味を持ち、どこかに出かけた時にはパワースポットと言われている所に立ち寄ったり、

続きはこちらから・・・

人気ブログランキング

アンケート

ページ上部へ戻る