宝塚エリザベートの歴代キャスト(配役)とあらすじは?

皇室宝塚見聞録管理人の咲耶です。

「宝塚」と聞くと特にヅカファンじゃなくてもすぐに頭に浮かぶくらい代表格となっている演目「エリザベート」。

初回公演から何度も再演が行われ、2018年にも公演が行われることが決まっていますね!


そこで本日は「宝塚エリザベートの歴代キャスト(配役)とあらすじは?」ということで歴史を振り返って見ていきたいと思います。

エリザベートとは?

まずは演目の題名にもなっているエリザベートについてお伝えしていきましょう。

1837年12月24日のクリスマスイブの日にドイツミュンヘンのマクシミリアン公爵の次女として誕生。

「シシィ」の愛称で呼ばれた少女は父親から愛され大切に育てられ、王位継承権からは遠い立場だったため自由奔放な幼少期を過ごしました。

父親のマクシミリアン公爵は陽気な人物で知られ、幼少期のシシィを連れてチター奏者に扮し街に繰り出し、チップをもらう役目を与えてみたり(この時にもらったチップは自分で稼いだ唯一のお金だといって大切に保管していたそう)、狩に連れていったり乗馬や水泳、ボートなどさまざまなことに興じてのびのび育てます。

そんな幼少期を満喫していた彼女ですが、ひょんなことから従兄に当たる皇帝フランツ・ヨーゼフに見初められてしまうことから人生が一変します。

実は皇帝フランツ・ヨーゼフはシシィの姉のヘレーネのお見合い相手でした。

お見合いの席に同行したのが運命の分かれ道。ここで皇帝はヘレーネではなくシシィに恋してしまうのです。

そして求婚を受け婚約が決まったその翌日からそれまでの自由な生活からはかけ離れた窮屈な日々が訪れます。

日本でも雅子さまや紀子さまが皇室に嫁ぐ前にお妃教育というものを受けていましたよね。

それと同じく皇帝に嫁ぐことが決まるとお妃教育が始まったのです。

もともと父親から愛情たっぷり注がれ自由奔放に育ち、そもそもあまり真面目ではなく勉強嫌いのシシィにとって堅苦しくて厳しい勉強はこの上なく苦痛をともない何度もヒステリーを起こしたとか。

いざ結婚して皇后となってからもオーストリアにいることは少なくさまざまな口実をつけてはウィーンから逃げ続けました。

彼女が生涯を通して愛したのはハンガリーで彼女とハンガリーとの強い絆は現在でも語り継がれているほどです。

晩年に最愛の我が子である皇太子ルドルフが自ら命を絶つという悲劇に見舞われ、それ以降、生涯を閉じるまで喪服を脱ぐことはなかったそう。

そんな一生を生きたオーストリア皇后ですが後世まで語られている逸話は当時のヨーロッパ宮廷一と言われるほど絶世の美女だったということですね。

身長172センチという高身長に体重が43〜47キロを保ち、それは生涯変わることがなかったとか。

ウエストは驚きの51センチ!

この驚異の体系と美貌を保つためにあらゆるダイエットや美容方法を駆使し執念を燃やしたと言われています。

体重は一日に数回も計り、食事制限や時には絶食で体重管理を怠らず、宮廷内にアスリート並みのトレーニングルームを作らせハードな運動で鍛えあげていました。一日に8時間以上、競歩に近いスピードで散歩していたという噂も。(もはや散歩とは言えないレベル)

キレイな肌を保つために生肉でパックをしたり、肉代わりに子牛の肉から絞り出した血を加熱したものを飲んだりと恐るべき美容法を行なっていたとも言われています。

そんな人生はある日突然終わりを迎えます。

ジュネーヴに旅行中、レマン湖のほとりでイタリア人の無政府主義者ルイジ・ルキーニによって心臓を一突きにされあっけなくこの世を去ってしまいました。

犯人のルイジは皇后を狙っていたのではなく、王族なら誰でも良かったという理由でたまたま通りかかったシシィを襲ったそう。

生前は贅沢の限りを尽くしたゴージャスな生活を送ったことでも知られていますが愛する我が子が自分よりも先に天国に旅立ってしまったことに加えて、時期を前後して従兄や父のマクシミリアン公爵、姉のヘレーネ、母親のルドビィカなど大切な人との別れが次々と訪れ、どんなに贅沢をしても悲しみが癒えることはなかったんじゃないかと想像してしまいます。


エリザベートのあらすじ

実際のエリザベートについての情報を詳しく見てきましたが、今回ご紹介する演目は彼女の人生のあらすじを描いた作品になります。

この作品は1992年にウィーンで初演が行われたミュージカルです。

ウィーンで行われるミュージカルのあらすじは主役が当然皇后になり、彼女を中心として「死」がテーマになり展開していく作品ですが、歌劇団の場合には男役トップスターが中心の世界です。

なので「死」=「トート」を中心としてストーリーが展開していきます。

劇団で上演される「エリザベート」のあらすじをざっとご紹介していくと、皇后が暗殺者であるルイジ・ルキーニに殺害され、犯人は捕まり投獄されます。

そしてここで自ら命を絶つところからストーリーが展開していきます。

地獄で彷徨うルイジ・ルキーニは皇后の死後100年も経過する現在、まだ裁判にかけられ尋問を受けている。

あの暗殺は黄泉の帝王トートと彼女が恋仲にあり、望まれて殺害したと主張している。それを証明するためにその時代に生きた人物の魂を呼び寄せ証言させる。

そこにはトートも現れ彼女を愛していたと告白。

ここから皇后の幼少期の回想が始まる。

バイエルン王国の王女として生まれ天真爛漫で自由奔放に生きる少女シシィ。

ある日綱渡りで遊んでいる最中にロープから落下して意識不明となり生死を彷徨う。

この時、黄泉の国に迷い込んだシシィを見たトートは彼女に一目惚れをしてしまうのです。

禁断の恋に落ちてしまったトートは彼女の命を返し、その代わりとして愛を得るために追い続けることを決めてしまいます。

こうして死を免れた幼い王女は天真爛漫で活発な美しい女性に成長し、皇帝フランツ・ヨーゼフと運命の出会いを果たします。

この頃、まだ若き皇帝は母親である皇太后ゾフィーに逆らうことなく指示に従って国を治めていました。

皇太后は実は姉のレヘネとの結婚を望んでいるも、息子が恋に落ちた相手はその妹というまさかの展開に!

さらに皇帝フランツ・ヨーゼフはこの時初めて自分の意思で彼女との結婚を熱望したのです。

二人の結婚式は1854年ウィーンで行われるも周囲からは祝福されず、シシィの愛を得ようとしている黄泉の帝王トートも当然祝福などせず。

結婚後ゾフィーが取り仕切り、しきたりだらけの宮廷に自由な暮らしを望むシシィは耐えられず、トートは死をそそのかされるがそれに屈することなく強く生きる。

その後子供に恵まれるが姑に奪われ、嫁と姑の確執は悪化していく。

後に子供の養育権を奪い返すことに成功するが、忙しさにかまけて息子のルドルフに目を向けることを怠ってしまい孤独な生活を送ることになる。

一方、皇后は自分の美貌が役に立つということに気がつきそれを磨くことに注力しかなりの時間とお金を割くのです。

国民は自らの美貌のために大金を投じる皇后に怒りを募らせていく。

息子のルドルフは父親のフランツ・ヨーゼフと対立し母親に助けを求めるも宮廷のことには無関心なので助けを拒否してしまいます。

すると黄泉の帝王トートは彼に近づき死をそそのかし、絶望の淵にいたルドルフは自ら命を断ちトートの死のくちづけをうけてしまいます。

最愛の息子の死を嘆き悲しんだ皇后は自分の命も断ってほしいと懇願しますが、それは逃げであり愛ではないことを理由に突き放します。

これを境に彼女は黒い服を身につけ続け、旅に出るように・・・。

夫であるオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフは娼婦と情事を重ね二人の気持ちは離れる一方。

1989年、旅で訪れたジュネーヴでのこと。

ルキーニに襲われ殺害された皇后はトートの愛を信じ受け入れて天空に向かい永遠に愛し合う。

以上が簡単なあらすじとなります。

皇后の人生を描いた恋愛ストーリーですが恋する相手が「死」を意味する黄泉の帝王ですので生と死が隣り合わせで展開していくハッピーエンドとは少し違った物語ですね、

これまで上演されてきた中でそれぞれの歴代キャストが自分なりのカラーをどう出していくかという部分で同じ演目でもかなりイメージが変わってくるでしょうね。

この作品の舞台となる時代背景やハプスブルク家というのはこのストーリーだけじゃなく他にも色々とセンセーショナルな逸話がある家柄ですよね。

宝塚の歴代エリザベートキャストは?

この演目は歌劇団の長い歴史の中でも何度も再演が行われ、歴代のトップスターが演じてきた作品です。

初演に遡って主なキャストを見てみたいと思います。

・1996年 雪組

トート  一路真輝

エリザベート  花總まり

皇帝フランツ・ヨーゼフ  高嶺ふぶき

ルキーニ  轟悠

ルドルフ  香寿たつき、和央ようか

ルドルフ(少年時代)  安蘭けい

歴代公演の初回は一路真輝がトップを務めた雪組がキャストとして上演されました。

この本公演はトップの一路真輝のサヨナラ公演となりましたが退団公演で死がテーマの演目はどうなの?と疑問視されたことも。

ですがこの公演が成功を収め、最終的にはチケットが入手できないほどの人気作品となりました。

この成功が以後の歴代公演の礎となったことは間違いないでしょう。

・1996年 星組

トート  麻路さき

エリザベート  白城あやか

皇帝フランツ・ヨーゼフ  稔幸

ルキーニ  紫吹淳

ルドルフ  絵麻緒ゆう

ルドルフ(少年時代)  月影瞳

初演からわずか9ヶ月後の再演です。

現在は中山秀征の奥様となっている白城あやかがトップ娘役でキャストとなっていますね。

・1998年 宙組

トート  姿月あさと

エリザベート  花總まり

皇帝フランツ・ヨーゼフ  和央ようか

ルキーニ  湖月わたる

ルドルフ  朝海ひかる、樹里咲穂、夢輝のあ

ルドルフ(少年時代)  初嶺まよ

・2002年 花組

トート  春野寿美礼

エリザベート  大鳥れい、遠野あすか

皇帝フランツ・ヨーゼフ  樹里咲穂

ルキーニ  瀬奈じゅん

ルドルフ  彩吹真央

ルドルフ(少年時代)  望月理世

こうして歴代キャストを見ていくと歴史を感じますね!この年、花組のトップだった春野寿美礼さんは退団後、双子を出産したことで話題になりました!

・2005年 月組

トート  彩輝直

エリザベート  瀬奈じゅん

皇帝フランツ・ヨーゼフ  初風緑

ルキーニ  霧矢大夢

ルドルフ  大空祐飛

ルドルフ(少年時代)  彩那音

この年の月組公演で歴代で全組が公演を行ったことになります。

・2007年  雪組

トート  水夏希

エリザベート  白羽ゆり

皇帝フランツ・ヨーゼフ  彩吹真央

ルキーニ  音月桂

ルドルフ  凰稀かなめ

ルドルフ(少年時代)  冴輝ちはや

1996年初演から二度目の雪組の再演になりました。

そしてこの回で観客動員数150万人を突破。

・2009年 月組

トート  瀬奈じゅん

エリザベート  凪七瑠海

皇帝フランツ・ヨーゼフ  霧矢大夢

ルキーニ  龍真咲

ルドルフ  遼河はるひ、青樹泉、明日海りお

ルドルフ(少年時代)  羽桜しずく

・2014年 花組

トート  明日海りお

エリザベート  蘭乃はな

皇帝フランツ・ヨーゼフ  北翔海莉

ルキーニ  望海風斗

ルドルフ  芹香斗亜、柚香光

ルドルフ(少年時代)  矢吹世奈

キャストの明日海りおさんはこの公演が大劇場お披露目公演となり、娘役トップの蘭乃はなさんは退団公演となりました。

また、上演回数800回、観客動員数200万人を記録したのもこの回です。

・2016年 宙組

トート  朝夏まなと

エリザベート  実咲凜音

皇帝フランツ・ヨーゼフ  真風涼帆

ルキーニ  愛月ひかる

ルドルフ  澄輝さやと、蒼羽りく、桜木みなと

ルドルフ(少年時代)  星風まどか

この公演で通算上演回数900回と1000回を記録しました。

以上、歴代のキャストを見てきましたが、この度この歴史ある演目の再演が決定しています。

2018年8月24日〜10月1日大劇場で、2018年10月19日〜11月18日東京宝塚劇場で行われるという日程になっています。

今回は10回目の再演ということでキャストが発表されているのでお伝えしていきます。

・2018年 月組

トート  珠城りょう

エリザベート  愛希れいか

皇帝フランツ・ヨーゼフ  美弥るりか

ルキーニ  月城かなと

ルドルフ  暁千星、風間柚乃

ルドルフ(少年時代)  蘭世惠翔

今回、トートを演じる珠城りょうは入団9年目にしてトップに就任し、現在も女優として大活躍している天海祐希に次ぐスピード出世した男役さん。これほどのスピード出世は異例だというくらいすごいことなんです。

詳しい情報としては、生年月日10月4日、愛知県蒲郡市出身、B型。

身長が172㎝と男役としてはかなり恵まれた体型ですし体格も他のトップさんと比べてなかなかのものです。

2006年に音楽学校入学、2008年に94期生として入団。月組に配属。

同期には現在花組のトップ娘役の仙名彩世がいます。

2010年にスカーレットピンパーネルで新人公演初主演を果たし、その後5回も主演を務めました。

2013年にはバウホール初主演、翌年の2014年にはダイキンのイメージキャラクターに就任しエアコンのCMに出演中。

その後、先輩の美弥るりかや凪七瑠海を飛び越して月組2番手となりスピード出世を果たす。

2016年、龍真咲の後任としてトップに就任。

こうして経歴を見ていてもわかる通り早い時期から注目されスター路線まっしぐらでここまで来たという感じですね。

さらに相手役を務める愛希れいかはこれが退団公演となることが決まっています。

制作発表の場では「自分にしかできないシシィを・・・」と話していましたが、最後を代表作で終えるというのはきっとこの上ない喜びでしょうね。

詳しい情報としては生年月日8月21日、福井県坂井市出身、身長167㎝。

2007年音楽学校に入学、2009年に95期生として入団。

月組に配属され最初は男役として活躍しましたが2011年に娘役に転向。

体格としては身長が167㎝なのでどっちでもいけそうなタイプですよね。

2012年にトップ娘役に就任、2016年に龍真咲の退団に伴い珠城りょうの相手役となる。

今回が退団公演になるということで、注目はどうしてもちゃぴちゃん(愛希)に集まりがちになりそうな気配ですがじつは今回のエリザベートはこれまでとは少々違ったイメージになりそうですよ。

今まで上演されてきたものはトートは銀髪で血色が悪いキャラ設定でしたが今回は主演の珠城りょうが健康的で元気なタイプということなのか、今までとは違ったパワフルなトートを演じるそう。

カツラも銀髪から一転、金髪になりガラッと印象が違っているとか。

歴代トートを知っているファンはビックリしてしまうかもしれませんがパワフルで血色のいいトートも堪能したいところです。

また、エリザベートという演目は歌が難しいことでも知られていますがここのところも珠城りょうがどう歌い上げるか楽しみですね!

また、今回のキャストには歴代にはなかった特徴があり、なんと有名人のお嬢さんが何人か出演されるということなんです。

ルドルフを演じる暁千星のお父さんは元プロ野球選手の山内和宏さんです。

さらに同じくルドルフを演じる風間柚乃のお父さんはあの大女優・夏目雅子の実の弟。

ということは彼女は夏目雅子の姪っ子ということですね!女優の田中好子にとっても姪っ子にあたります。

そしてルドルフの少年時代を演じるのは蘭世惠翔ですが、彼女は女優の君島十和子の娘さんなんです。

トップコンビも見所ですが、今回はキャストにも特徴があり見所満載なんですね!

宝塚のエリザベートの歴史

元々はロンドンで行われていたミュージカルでしたが、どんな経緯で日本の宝塚で上演するようになったのか。

歌劇団の演出家である小池修一郎氏がロンドンのミュージカル作品でいいものを探していた時にこの作品を勧められたというのがきっかけです。

ロンドンで行われていた作品との違いは、ミュージカルでの重要人物のTodはドイツ語で「死」「死神」を意味する言葉ですが歌劇団で上演するにあたりトップスターが「死」を演じるということに問題があり「黄泉の帝王」に変更されたという経緯があるそう。

また、本来のストーリーでは主人公は皇后になるわけですが、歌劇団では男役が主役を演じるということでストーリーの主役を黄泉の帝王トートに変更して上演されています。

これまで多くの歴代トップスターたちがキャストを演じ、初演から通算して上演回数1000回を超え、観客動員数240万人を記録するということで代表する人気作品となっています。

ストーリーとしては死が題材となっているためどちらかというと重めの題材になるかと思いますが、この難しい役柄をこれまでのトップスターたちはそれぞれ独自の持ち味で演じてきました。

そんな中、暗くて不健康で冷たいイメージのトート役を健康的で明るく元気な印象を受ける、主人公とは真逆とも言える珠城りょうがどう演じるのか期待したいところです!

ちなみにこれまでの歴代トップスターが演じるトートを見ていくとどのスターさんが演じた回も全てめちゃめちゃかっこいい!

私が印象に残っているのは明日海りおが演じた時ですが、特に目が印象的でまるで吸い込まれてしまいそうな感じがしました。

トートは実在する人物ではないのですが、もしもこういう超イケメンが存在したら間違いなく一目惚れでしょうね。

本年は皇后没後120年という節目の年ということで、それに合わせたように記念すべき10回目の再演が行われるのは何か縁のようなものを感じるのは私だけでしょうか?

ということで、今回は「宝塚エリザベートの歴代キャスト(配役)とあらすじは?」でお伝えしました。


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